FLOWER BOX

ニコライ・バーグマンは、25年以上にわたりフラワーボックスと向き合い、その表現を深めてきました。
フラワーボックスから広がる発想を軸に、花だけでなく、枝や茎、葉、実など、植物が持つあらゆる素材を用いながら、ボックスという限られた形の中に、多彩なフラワーアートの世界を描き出しています。
北欧のテイストと、日本ならではの繊細な感性、細部への徹底したこだわりを融合させたニコライ・バーグマン独自のフラワーデザインは、何度でも眺めたくなるディテールや、ため息を誘うほど美しい色彩のグラデーションを特徴としています。そこに、蓋を開けた瞬間に広がる表情とサプライズが重なり、花を贈るという新しい体験をもたらしてきました。

フラワーボックスアレンジメント誕生秘話

フラワーボックスは、2000年にフラワーアーティストのニコライ・バーグマン自身によって考案されたフラワーアイテムです。
その誕生のきっかけは、あるファッションブランドのプレスイベントに向けて依頼された、600個のフラワーギフトでした。

限られたスペースに重ねて保管でき、かつそのまま手渡すことができること。
実用性と美しさの両立という現実的な条件の中で、ニコライ・バーグマンは、ミニマルなアレンジメントやミニブーケを箱に収めるなど、さまざまな方法を試みました。そうした試行錯誤の末に辿り着いたのが、ギフトボックスそのものに花を直接アレンジするという発想でした。

蓋を開けるまで中身が花であるとは分からないというサプライズ感満載のデザインは、当時のフラワーギフトの概念を大きく覆すものでした。このアイデアは、現在のフラワーボックスの原型となるものでしたが、当初のプレスイベントでは採用には至りませんでした。

それでもニコライ・バーグマンは、このスタイルには価値があると確信し、フラワーショップの店頭にフラワーボックスを並べ続けました。
多くの人の目に触れる中で、その佇まいは次第に注目を集め、やがてエストネーション有楽町店への出店へとつながっていきます。

その後、2003年のニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン 六本木店のオープンにあわせ、黒いボックスにシルバーのロゴを配した、現在のフラワーボックスのデザインが完成しました。ファッション感覚で楽しむフラワーギフトとしてメディアにも取り上げられるようになり、その後、数多くのデザインやコラボレーションを生み出してきました。

こうしてフラワーボックスは、今日までセンセーションを巻き起こしてきたフラワーギフトであり、ニコライ・バーグマンの代名詞ともいえる存在として広く親しまれるようになりました。
誕生から25年を経た現在まで、140万個以上ものフラワーボックスが人々のもとへ届けられ、その時代ごとの感性や表現を映し出しながら進化を続けています。